MacでWindows環境を構築といえば、Apple純正のBootCampやParallels Desktop 10 for Mac Retail Box JP、VMware Fusion 7がありますが、VirtualBox（Oracle提供/仮想環境）とmodern.IE（Microsoft提供/IE6〜11）で構築してみました。共に無料です。
今回の環境は、OSX（Yosemite）、VirtualBox（4.3.20-96996-OSX）、modern.IE（Win7/IE11）です。
※追記（2015/03/09）
仮想環境でマウスが使用できなくなる場合は、機能拡張パックをインストールすることで対処できました。VirtualBoxの仮想環境でマウスが使えない場合
VirtualBoxをダウンロードしてインストール
VirtualBoxのダウンロード
modern.IEのウェブサイトで仮想マシンを選択
※modern.IEは、Microsoft Edge Developer website - Microsoft Edge Developmentになったようで、仮想マシンのダウンロードは、Free Virtual Machines from IE8 to MS Edge - Microsoft Edge Developmentになります。
今回は、Windows 7上で動作するIE11の仮想マシンをダウンロードします。
modern.IEの仮想マシンをダウンロード
容量が大きい（4GB程）のでブラウザではダウンロードせず、ターミナルを使用してダウンロードしました。ダウンロードのエラーが発生しても再開が可能です。
cdコマンドでダウンロードするフォルダに移動
ターミナルを開いて、下記のコマンドを実行。
cd ディレクトリ
※入力例です
cd /Users/ユーザ名/Desktop
curlコマンドでダウンロード
選択した仮想マシンのダウンロードリンクをコピーし下記のコマンドを実行
※「-O」の後に半角スペースを入れてリンクを貼り付け
curl -O ダウンロードリンク
※入力例です
curl -O https://az412801.vo.msecnd.net/vhd/VMBuild_20141027/VirtualBox/IE11/Mac/IE11.Win7.For.Mac.VirtualBox.zip
ダウンロード途中でエラーで中断した場合
ターミナルを開き、ダウンロードしていたディレクトリに移動し、ダウンロードリンクとダウンロードしていたファイル名を入力。
※curl -C - -o ファイル名 ダウンロードリンク
※入力例です
curl -C - -o IE11.Win7.For.Mac.VirtualBox.zip https://az412801.vo.msecnd.net/vhd/VMBuild_20141027/VirtualBox/IE11/Mac/IE11.Win7.For.Mac.VirtualBox.zip
VirtualBoxにダウンロードした仮想マシンをインポート
ダウンロードが終了したファイルは、zip形式で圧縮されていますので解凍する必要があります。
解凍かうまくいかない場合は、The Unarchiver（App Store）ををお試しください。
解凍されたファイル（拡張子が「ova」）をクリックするとVirtualBoxへのインポートが始まります。
特に設定する項目が不明なので、そのまま「インポート」をクリック
インポート終了後にVirtualBoxの左メニューに「IE11 - Win7」が表示されますので、上部にある「起動(T)」をクリック。無事にWindows7、IE11という環境でウェブページを表示することができました！
Windows上での設定変更箇所
タイムゾーンの変更
- スタートメニューの「Control Panel」をクリック
- 「Clock, Language, and Region」をクリック
- 「Date and Time」にあるテキストリンクの「Change the time zone」クリック
- 開いたウィンドウにある「Change time zone…」ボタンをクリック
- ドロップダウンメニューから「UTC+09:00」の「Osaka, Sapporo, Tokyo」を選択して設定
日本語の表示
ウェブサイトの表示に関しては日本語フォントが入っているので問題はなさそうです。