今週発売の「週刊プレイーボーイ」にも親による虐待が特集で載ってますが、 兵庫県在住の主婦が息子をストレス解消のために日々虐待していることを綴った日記を 公開していることがいろんな媒体でニュースになってますね。
掲示板などでは、報道前から話題になっていて、多くの人が報道機関、警察やなんと 神戸市長にまでメールを送ったそうです。
そのため、もうすでに「虐待HP」は、プロバイダから削除されましたが、サカキバラ事件や最近では いじめ告発HPのように他人の第3者が、もとのHPをまるまるネット上にアップしている模様(^^;)。 ニュースを見た人が後から見るにはいいけど。
後日、HP作成者らしき女性が、警察に「作り話です。虐待の事実もありません」と電話したそうな。
普通に考えて、本当に日記で書かれていた虐待をしていたなら、特定されるHPなんかに書かないと思うけど。 斜交いに考えたら、公衆電話でプリペイド式のプロバイダーを使ってフリーのHPを使えば匿名は可能だけど、 そこまでやって公表したいかなぁ?という感じです。そこまで考えて、報道したのかな(^^;)。??
大体、こういった関係のHPは、ネットの情報に非常に詳しい人がHPを見つける→ネット上ではあっと言う間に情報が広がる→ 一般ユーザーにも知られる→報道関係者が飛びつく→ニュースになる、というパターンが多い。
ニュース番組で、「虐待HP」の日記の内容を詳しく言っていたが最後にキャスターが
「実在する人物か、また本当に虐待されているのか現在調査中です、、」
娯楽や噂を扱う情報媒体なら分かって見るんだけど、
もう少し、今回のHPもそうだが問題の信憑性、背景などの事実確認、かつ正確な知識に裏付けされた調査や分析をしてニュースにしてほしいですね。
報道側と受け手側について、
バーナード・クリッシャー(元NewsWeek極東支局長)がコラムでいいことを言っていた。
「メディアにはデタラメな情報が含まれており、そうした中から有意義な情報を取捨選択するには、我々自身がそれなりにか賢く ならなければならない、、(中略)、、大事なことは、ニュースや情報を庶民に伝える職にある者たちが高い品質と道徳基準を維持するように、と庶民自身の 要求によって仕向けることだ。それはちょうど、医者/裁判官/教師---といった職業の人々に対して我々が高い職業基準を 要求するのと同様である。、、(中略)、、ジャーナリズムに携わる者すべてが肝に命じておかなければならないことは、自由かつ責任ある報道を 、実践・擁護していくのがその指名であるということだ。」